202505.16
寒さに負けず、苗が元気に育ちました!

いつもありがとうございます。
この春は、例年に比べて冷え込む日が多く、苗づくりにとっては決して楽ではない季節でした。3月にまいた種は、寒さの中でもけなげに芽を出し、少しずつ背を伸ばし立派な苗に育ってくれました。
地域の農家仲間の中には、冷え込みの影響で苗がダメになってしまった方もいらっしゃいました。そんな中、うちの苗たちは病気もほとんど無く元気に育ってくれたのです。毎朝苗の様子を確認するたび、「今日も無事でありがとう」と、自然に声をかけたくなるような愛おしさが湧いてきます。
苗づくりは、お米づくりの土台です。
この小さな命の積み重ねが、やがて秋の黄金色の稲穂につながっていくと思うと、改めて一日一日の大切さを噛みしめます。
そして、田植えの前にやる大切な作業、「代掻き(しろかき)」です。
水を張った田んぼの土を、トラクターで丁寧に砕いてならしていく作業です。これは苗が根を張るための、いわば“ふかふかのお布団”を整えるようなもの。見た目には地味かもしれませんが、この作業の丁寧さが秋の出来を左右します。
雑草の芽も抑えられるので、無農薬の田んぼにとってはとても大切な工程なんです。見えないところを整えること。それが、自然と向き合う農業の基本であり、何よりのやりがいでもあります。
皆さまからいただいた応援の気持ちが、こうして一歩一歩形になっていくことに、日々感謝の気持ちでいっぱいです。実はもうすでに田植え真っ最中。コシヒカリ終盤に差し掛かりました。次回、田植えの様子をご報告させていただきます。
心からの感謝を込めて。